『私の強みは「コミュニケーション力」です』という自己PRの就活生に、一刻も早く知ってほしいことがあります。

”その伝え方で伝わっていますか?”

私は現在、キャリアパートナーとして就活生の履歴書やエントリーシートに対する悩みを一緒に解決する仕事をしています。その傍ら、企業の採用担当も務めており、年間約500名弱の就活生と関わっています。そんな私が、就活生からよく聞く言葉が「コミュニケーション力」です。”仕事は1人では成り立たない”なんて言葉がある影響なのか、履歴書やESにコミュニケーション力を自分の強みとして書く就活生は非常に多いように感じています。

そして、その多くの中の1人が「就活生だった頃の私」です。当時、アルバイトでは接客をしており、人と話すことが好きだったことから、頻繁に「コミュニケーション力」という言葉を使用していました。また、『この言葉を使っていたら、企業から良い印象を持ってもらえるのではないか?』そんな気持ちもあったと記憶しています。

ただ、今の私からすると『なぜそのような伝え方しかできなかったんだろうか…』と後悔と反省しかありません。言葉の本質を理解せず、相手にとって非常に分かりにくい伝え方をしていました。

この仕事をして初めて気づくことや、「もっとこうしておけば良かった」と思うことは沢山あります。今、就活をしている皆さんには、数年後私と同じ想いになってほしくない!という一心です。是非、この記事を最後までご覧いただき「コミュニケーション力」という言葉の本質を理解し、伝えたいことを明確にして相手に伝わるようにしてほしいです!

コミュニケーション力とは?4つの要素を知ろう!

「コミュニケーション力」という言葉では、具体的に何を伝えたいのかが明確ではありません。そこで、この言葉に含まれる4つの要素を知ることが大切です。それがコチラです。

  • 視線
  • 表情と言葉の一致
  • 枠組み
  • 間の取り方

「コミュニケーション力」はこの4つから成り立っていると言っても過言ではありません。勿論、他にも様々な要素があるとは思いますが、大きな要素となっているのはこの4つです。ですので、自分はコミュニケーション力において何を伝えたいのか?を考える時は、この4つのどれに当てはまるのか?を考えてみるといいでしょう。では、それぞれどんな要素なのか1つずつみていきましょう!

1. 視線

「視線」は、コミュニケーションの重要な要素です。ここでは主に「会話中での視線をどこに置くのか?」について話をします。

最も適切とされる視線の置き位置は、相手の胸の上あたりです。なぜならば、相手の様子を確認しながら、適宜視線を変えていくことができるからです。例えば、相手が『自分の目を見てほしい』と思った時に相手の目に視線を置いたり、話している口元に視線を移したりすることができます。一方で、視線を合わせることなくそらしてしまうことは自信の無さを、相手の目を見つめ続けてしまうことは相手に攻撃的な印象を与えてしまい、会話をスムーズに進めることが難しくなります。

会話をする時、相手にとって違和感なく話ができる環境を作ることは、コミュニケーション力があると言えると私は考えています。また、適切な視線を置くことは、相手に向けて「あなたの話を聞いていますよ」というサインにも繋がり、会話における大切な礼儀になります。

2. 表情と言葉の一致

先ほどの「視線」を考える際に、合わせて重要な要素となるのが「表情」です。ここでは、「相手の話を聞く時にどんな表情をしたらいいのか?」について考えます。

それが、表情と言葉を一致させることです。私たちは「笑顔を絶やさないことはよいことだ」と思っていて、腹が立ったり賛成できないことがあっても笑顔を保とうとします。しかしそれでは、笑顔が引きつってしまい上手く笑えていない、なんてことも少なくありません。

そんな貴方の表情を相手が感じ取ったら、相手はどう感じるでしょうか…?恐らく良い気分はしないはずです。さらにそのような状態が積み重なれば、相手の混乱や不安を招き、コミュニケーションが上手く取れない原因に繋がります。ですので、相手にとって自分の表情から不信感を抱かせないためにも、表情と言葉を一致させることが必要です。

表情と言葉に矛盾が生じていないか?自分は会話中どんな表情をしているのか?確認し、相手とのコミュニケーションにズレを発生させないようにしましょう!

3. 枠組み

「枠組み」を理解することも、コミュニケーションにおいて重要です。

私たちは皆、「理解の枠組み」を持っています。それらは1人1人異なり、同じ枠組みを持つ人はいません。なぜならば、私たちはパーソナリティ・年齢・国籍・育った環境・社会的経済的背景など、それぞれが違った影響を受けているからです。

ですので、人とのコミュニケーションにおいては、1人1人の枠組みが違うことを前提にする必要があります。”そもそも同じであるはずがない”といった考え方ですね。その考え方を持っているか持っていないかで、コミュニケーションにおける人との関わり方は大きく変わるでしょう。

4. 上手な間の取り方

大前提の話ですが、コミュニケーションは相手がいるからこそ成り立ちます。その為、自分1人では成し遂げることができないのです。相手との言葉のキャッチボールや表情反映、視線の送り合いなど、相手がいることでコミュニケーションそのものが成り立ちます。

その際に、上手な間を取ることが非常に大切です。先ほどもお伝えしたように、人は皆違った影響を受けているため、コミュニケーションにおける「ペース」も人それぞれです。例えば、ゆっくり慎重に言葉を選んで会話をする人もいれば、頭に浮かんだことをとにかく早く言葉にする人もいます。相手の「ペース」に自分を合わせ、次のアクションまでの間を上手に使うと良いです。

相手にとって心地よい間を見つけ作ることが、コミュニケーションにおいて必要になります。

最後に

「コミュニケーション力」という言葉には、様々な要素が含まれています。単語1つで自分が何を伝えたいのか?明確にすることは難しいため、ここまで紹介した「4つの要素」を理解し、自分が伝えたいことを伝えられるようにしましょう!


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