Contents
就職活動における自己分析
自己分析は言葉の通り、自分を分析することです。分析することで自分の強みや弱み、自分の価値観などを知ることで将来のキャリアを考える参考にしたり、面接や履歴書の自己PRやガクチカを話したり書いたりするために行います。
「就活中やっておいてよかった」の1位は自己分析
就職活動において「自己分析」は必ず行うこと、といっても過言ではありません。
とある記事によると「就活中やっておいてよかった!」の1位は自己分析というデータもあります。
参照:(株)マンダム『就活中やっておいてよかった!は、「自己分析」が1位!さらに、自分を表現する「身だしなみ」で気を付けたのは服装とヘアスタイリング!』
さらに、「就職活動においてもっとやっておけばよかった」の上位にも自己分析はランクインしています。
参照:(株)マンダム『就活中やっておいてよかった!は、「自己分析」が1位!さらに、自分を表現する「身だしなみ」で気を付けたのは服装とヘアスタイリング!』
ここからもわかるように自己分析は就職活動において欠かすことのできないマスト事項です。
自己分析は「過去の出来事の振り返り」ではない
仕事柄、就活生と話すことも多く「自己分析どうやってやっているの?」と聞くと多くは以下の答えが返ってきます。
- これまでの出来事を具体的に書き起こしている
- 成功経験と挫折経験を具体的に書き起こしている
この自己分析方法、間違えています。正確に言うとそれだけでは足りません。
冒頭お伝えしたように自己分析は自分の分析です。
- どんなことをした時にどんな感情になるのか?
- 何かをする時に決め手になるものは?
- どんな時、どんなことに興味を持つのか?
- どんな時、どんなことに苦手意識を持っているのか?
などなど、過去の出来事を振り返って終わりではなく、そこから自分はどんな人間なのか?を分析していくのが自己分析です。
出来事だけではなく感情にもアプローチする
何かを始める時、それは損得感情ではないことが多いです。そこには必ず「感情」が影響しています。「楽しそう」とか「面白そう」「辛そう」「苦しそう」などですね。どんな時・どんなことに自分は楽しんで、逆に楽しくない時はどんな時なのか。
自己分析をする時は出来事と感情をセットで考えるようにしましょう。
自己分析は誰とすべきか?
では、この自己分析を誰とすべきか?ということですがこれは
- 赤の他人
- 聴くプロ
とやるべきです。絶対にやるべきです。
多くの就活生は一人でと言う方やともだち、周りの就活仲間、一つ上の先輩などとすることが多いと思います。
こういった人たちと自己分析をやることは悪いことではありません。アウトプットの場を設けると言う意味ではたくさんやるべきです。ただ、それ以上に本質的な自己分析をするなら「赤の他人」と「聴くプロ」とすべきです。
自己分析の本質は「開放の窓」を広げること
みなさんは「ジョハリの窓」をご存じでしょうか。
ジョハリの窓は、自己分析をしながら他者との関係を知ってコミュニケーションを模索する心理学モデルとして生まれました。
- 自分も他人も分かっている「開放の窓」
- 自分は分かっているけど他人は分かっていない「秘密の窓」
- 自分は分かっていないけど他人は分かっている「盲点の窓」
- 自分も他人も分かっていない「未知の窓」
自己分析の本質は「開放の窓」「秘密の窓」を広げ、アウトプットによって開放の窓を広げていくことです。
就職活動では初対面の人に自分を分かってもらわなきゃいけない場面が多々あります。ですので、まずは自分が自分を分かること、そして分かった自分を他人に分かってもらえるようアウトプットしていかなければならないのです。
自己分析をやるべき相手①「赤の他人」
前述したように、就活では初対面の人に自分をわかってもらわなければいけません。自分を分かっている人に話すことよりも難しいということは火を見るより明らかです。
また、自分を分かっていない人と自分を分かっている人とでは、興味を持ってくれる部分も違うかもしれません。ですので、自分のことを全く分かっていない人と自己分析をすることで「あ、そんな部分に興味を持ってくれるんだ!」や「こういう伝え方をすると自分を分かってくれるんだ!」という気づきになります。
これが開放の窓を横に広げていくことにも繋がります。
自己分析をやるべき相手②「聴くプロ」
以前、エビングハウスの忘却曲線のお話をしましたが人は忘れる生き物です。覚えていることも出来事の全てではなく、その出来事のダイジェストに過ぎません。ですので、出来事に対して覚えていない部分が、他人からすると強みに見える部分ということもあります。
その部分に気づくためには、自分だけで自己分析をしていても辿り着くことはできません。そのためにとことん深堀ってくれる「聴くプロ」と行う必要があります。
聴くプロと話をしていると「あ、そういえば」と気づくことがたくさんあるんです。この発見こそ開放の窓が開いていく瞬間です。
赤の他人で聴くプロとは誰か?
これは「キャリアコンサルタント」です。私自身もキャリアコンサルタントなので自分で言うのもアレですが、キャリアコンサルタントは本当に「聴くプロ」です。採用担当や面談を行う人も聴くことが上手な方もいますが、こういった方々は仕事柄「フィードバック」をしてしまいます。「もっとこう話したらいい」「違う伝え方の方が…」などです。これはアウトプットにおいては必要なことです。ただし、深掘りをする上では自由に話せなくなる原因にもなってしまいます。
就活における自己分析はぜひ、キャリアコンサルタントの人と話してみてくださいね。
<本日の記事>
Profile
-キャリアパートナー
-国家資格キャリアコンサルタント
–Kunizaki Shinji
Kunizakiへの面談予約はこちら
https://select-type.com/rsv/?id=7aKd3FXAM3E&c_id=243603&staff_flg=1
▷▶︎各種SNS随時更新中!ぜひご覧ください!◀︎◁
ーキャリアパートナー國崎のTwitter
ーInstagram〜就活に役立つ情報が盛りだくさん!
Comments are closed